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SSH研究交流会 第10回 高校生環境フォーラム

SSH研究交流会 第10回 高校生環境フォーラム報告

目 的

福井県内および北近畿地区をはじめ、海外を含む全国の高校生が若狭に集い、「環境」の分野における研究発表会および研修会の実施を通して、「環境」分野に関する理解を深めるとともに研究成果の発信力を高める。

対 象

福井県内、北近畿地区をはじめとする全国の高等学校の生徒及び教職員
台湾・フィリピンの高校生及び教職員
※校外からの参加者はZOOM利用

期 日・会 場

令和4年7月23日(土)9:00~14:30
福井県立若狭高等学校各教室

講 師

福井大学附属国際原子力工学研究所 教授      泉 佳伸 先生
福井県立大学海洋生物資源学部 副学長理事・教授  横山 芳博 先生
大阪教育大学教育学部 准教授           八田 幸恵 先生
日本電産テクノモータ株式会社 空調開発部 次長  田中 宏忠 先生
滋賀大学データ学部 准教授           松井 秀俊 先生
福井県教育庁 高校教育課 指導主事         橋本 貴志 先生
福井大学付属国際原子力工学研究所  教授    桑水流 理 先生
福井大学付属国際原子力工学研究所  准教授   松尾 陽一郎 先生
福井大学付属国際原子力工学研究所  准教授   Van Rooijen 先生
福井大学付属国際原子力工学研究所  講師    川崎 大介 先生

 

参加者数

・校内
1年文理探究科6名 1年海洋探究科9名  1年普通科3名
2年国際探究科 10名 2年理数探究科9名 2年海洋科学科14名 2年普通科理系9名 2年普通科文系8名
3年理数探究科31名 3年海洋科学科6名 3年普通科理系 13名
合計118名

・校外(国内)
福井県立高志高等学校(3名)
福井県立藤島高等学校(4名)
宮城県立仙台第三高等学校(4名)
東海大付属高輪台高等学校(9名)
合計20名

・海外
Philippine
De La Salle Lipa University High School(13名)
Taiwan
Nuan-Nuan High School(6名)
National Keelung Commercial & Industrial Vocational Senior High School(1名)
New Taipei Municipal Hsin Tien Senior High School(1名)
Keelung Municipal Anle Senior High School(3名)
合計24名

実施内容

生徒による発表は、今年度は全体発表を英語で実施し、全参加者が1つの全体会に集った。今年度は、分科会発表も英語で実施し、海外と国内の生徒が混合するように編成した。午後からは、英語でのコミュニケーション能力の向上を目指し、英語での「環境」に関するディスカッションを実施した。実行委員会を復活させ、全体会・分科会の司会そしてディスカッションのファシリテーターを務めた。

①全体発表 9:15~10:20

本研究発表会に発表者として参加する生徒全体の中から、特に研究内容が優秀であると認められた3グループが代表として、参加者全体に向けて研究発表を行った。発表は、発表者が各校本部からZOOMでスライドを画面共有し、PCを操作しながら口頭発表を行うという形式で実施された。1グループごとに発表10~15分・質疑応答5分の時間配分で進行した。今年度は、会の進行を実行委員長の石倉涼音さんが務めた。

発表テーマ一覧 発表時間・質疑応答
テーマ名 学校名 生徒氏名
Research on wind power generator – the comparison of 2 and 3 savonius type blade – 若狭高等学校 嶋津莉緒 宮脇佑歌
Biotope Purification Experiment Using Living Organisms 東海大付属高輪台高等学校 遠藤花緒
Research on waste management mobile applications (TrashCycle) – the relationship of waste management system to people’s environmental awareness after the intervention of a mobile application. De La Salle Lipa University High School Iverson Paul V. Alay (Jerand Dell B. Mendoza Elijah Heart B. Baldoza
②分科会発表 10:25~11:30

9教室に分かれ発表を行った。各教室にブレイクアウトルームを設立し、発表者はスライドを画面共有して校外からの参加者が発表を閲覧できるようにし、さらにそのPCの画面を教室のスクリーンに投影することで直接発表を閲覧する本校生徒にも発表内容を提示できるようにした。英語での研究成果の発信力を高めるためにすべての会場が海外と国内の生徒が混合するように編成した。

各グループ発表10分、質疑応答5分の時間配分で実施した。質疑応答は、各教室担当の実行委員が教室内の参加者・校外からのZOOMでの参加者全体に向けて挙手を呼びかけ指名し、発表者がそれに答えるという形式で実施した。

③ディスカッション 12:10~14:00

20教室に分かれて、5~10人のグループで行った。各教室にブレイクアウトルームを設立し、各自でZOOMに接続してディスカッションを行った。ディスカッションテーマを「資源を大切にし、サスティナブルな生活を」と設定し、4問の設問を設けて生徒それぞれが自分自身の意見を英語で発表し、交流をした。各教室担当のファシリテーターが質問を投げかけたり、意見を求めたりしながら発表者がそれに答えるという形式で実施した。

成 果

今年度は研究成果の英語で発信力の向上や英語でのコミュニケーション能力の向上を目指し、すべての発表・ディスカッションを英語で行った。発表生徒を希望性にしたことにより、規模は縮小されたがよりレベルの高い発表会を実施することができた。初めての挑戦となるオンラインでの英語を用いたディスカッションでは、英語がうまく聞き取れない中でジェスチャーを用いて説明したり、チャットを用いたりと様々な工夫が見られた。英語での質疑応答やディスカッションに臨むという経験をすることができたことは生徒にとって成長の機会になったと考える。今年度は1、2年生を中心に生徒実行委員会を設立し、会の運営から司会、ファシリテーターを務めた。何度も会議を行い、責任感と使命感を持ち環境フォーラムを生徒自らで運営するという貴重な機会となったと考える。

生徒の振り返りより

・英語での発表会で緊張したが、うまく行うことができた
・海外の研究のクオリティの高さやスライドの見やすさにびっくりした
・英語での質疑応答が難しかった。英語を話せるようになりたい。
・プラスチック削減について、日本と海外で認識の違いがあり面白かった

英語での探究成果発表をすることで、英語の重要性を知りもっと話せるようになりたいと思う生徒や、各国のクオリティの高い発表からもっと成果を上げたいと考える生徒、日本とは違う視点に気づくことができた生徒が多く、生徒の成長につなげることができた。

 

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