北 信 越 新 人 大 会 
『1回戦 対砺波工業』
  2週間の休み明けで迎えた北信越新人大会初戦。WAKASAは砺波工業を相手に『29−0の完封勝利』を収めた。
『素早い出足でプレッシャーをかけ続け、判断の時間を与えるな』ただそれだけで良い…新チーム結成以降、ディフェンス練習のみで仕上げてきた現時点で特別なことをするは必要ない。1人1人が『激しさと勢い』を失わずに『前へ出る』。ブレイクダウンに対する拘りが感じられなかった相手に対して終始『前へ出続けた』WAKASAが優位にゲームを進めた。
  風上の前半。ディフェンスで『前へ』スクラムでも『前へ』そんな気持ちが伝わってくるような押し気味の中でグラウンドを縦横無尽に駆けめぐるシーンが目立つ。4分ペナルティから素早く右へ展開しWTB河原が先制のトライ。フィットネスに不安のある状況を考えると(2週間の休み中に走り込んできたかどうかが後半顕著に)風上の前半にたたみかけたい。それでも、久しぶりの実戦と強風もあってハーフ団でのミス、走り込んでくるFWのハンドリングミスが重なり攻め疲れになりそうな時間が続く。10分G前ラインOutからSO吉岡が内へ切り込んで中央へトライ。BKが本来の展開力を見せ始めると19分マイボールスクラムからFB池田がブラインドサイドを突きWTB大里へ。抜けきれなかったもののラックから綻びた相手ディフェンスラインを前に速く正確に右展開し最後はWTB河原が2本目のトライ。終了間際にはラインOutからFL橋本が力ずくで中央へトライ22−0で折り返す。
  『相手に合わせるな』。ハーフタイムの指示はただ1つ『自分達のラグビーをする』『失点を絶対に許さない』ということ。風下の後半足が動かなくても『絶対にゼロに抑える』。『自分達のラグビー』=『拘り』を最後まで見せつける。後半のトライは7分WTB大里のトライ1本のみだったものの最後までゴールラインを割らせずにノーサイド。予想通りフィットネスに不安を残したものの、危なげない試合運びで新潟工業への挑戦権を勝ち取った。
  WAKASAの可能性を知るのに申し分のない最高の相手はスタンドで何を思っただろうか。

 
『2回戦 対新潟工業』
  2007年WAKASAの未来を占う重要な戦い。この試合の内容・結果で分かる『去年のチームとの違い』。全国で奮闘する最高の相手に対して怯むことなく『前へ』出続ける見応え十分のゲームとなった。
  『最初の10分で気持ちが折れたらこのゲームは終わる』。このチームの可能性を見いだすためにも情けない試合だけは絶対にしない。風下の前半。あろうことか開始1分ノックOnのこぼれ球をそのまま持ち込まれ先制のトライを許す。『最初の10分』―
『今年のWAKASAは違うんだ』。その気持ちが力強いプレーを生み出す。トライを奪われはしたものの、FWが積極的に前へ出てプレッシャーをかける。イーブンボールへ素早く反応しターンオーバーのシーンを生み出す。そんな勢いが相手のミス・反則を誘い終始敵陣でゲームを進める。4分相手ラインOutからのこぼれ球に反応しラックから右へ展開するとFB池田が軽快にステップを刻みそのままトライ。その後もアタック・ディフェンスで『前へ』出続けテンポの良い球出しが続く。それでも16分G前での相手スクラムからNo.8のサイドアタック→右展開で2本目のトライを奪われてしまう。
  『まだ負けてない』インゴールで飛び交う選手の声は『気持ちが切れていない証』。直後、相手モールからのこぼれ球にFL橋本が反応しターンオーバー→ペナルティ→速攻でノット10m→気付けばG前と意気消沈するどころかより『勢い』を増したプレーでトライを目指す。結局トライまで結びつけられなかったものの前半終了間際の相手モールにも耐え12−5で折り返す。
  『ここまでは今までのチームも出来た。ここから先勝つことで証明してこい』今年のWAKASAは違う…
変に冷静になるよりも『熱く激しい真っ向勝負を挑んでこい』ハーフタイムの指示を聞く表情に闘志が漲っている。風上の後半さらに激しく体をぶつける。のはすが1分キックチェイスの連携ミスからトライを許してしまう。『勝ちたい…』ベンチに十分伝わる想いと体現されるプレー。綺麗にボールを回せなくても一歩ずつ前へ出続け12分G前でのラインOutを得る。『モールに拘って一本獲る』はずが痛恨のノットストレートになり再開直後のスクラムから一気に独走トライを献上してしまう。22−5となった後半18分。ここで僅かではあるものの『去年との違い』が出る。スクラムから左へ展開するとWTB大里がトップスピードにのってトライを奪う。『もう一本を取ったところに今後の可能性』を感じさせた貴重なトライとなる。終了間際に5本目のトライを奪われ結果27−10でノーサイド。

 
  フィットネスは勿論、スクラム・モール・BKの力と現時点では新潟工業に勝つだけの力を持っていなかった。それでも、最後まで緊迫した雰囲気でゲームを出来たところが3ヶ月後を楽しみにさせた。昨年までとは違った北信越新人を経験した2007年。本気で『打倒:新潟工業』を掲げ強い人間になって戻ってくる。6月の菅平に。

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