令和3年度 若狭高校定時制 入学式式辞


 早いもので4月ももう半ばを過ぎました。本日まで入学式を延期せざるを得なかったことをまず新入生の皆さんにお詫び申し上げます。  

 4月7日に入学を許可しました、定時制普通科7名の新入生の皆さん、入学おめでとう。  
 皆さんを令和3年度入学生として迎えられることを、心から嬉しく思います。  
 4月8日からオンラインでホームルームや授業を行ってきましたが、クラスメイトや担任の先生、先輩方と直接顔を合わせるのは今日が初めてですね。どんなにか今日の日を心待ちにされていたことでしょう。
 皆さんと同じように、先生方も先輩方も皆さんにお会いできることを心待ちにしていました。
 ようやく今日、全学年がそろい、若狭高校の新しい1年が始まります。    

 この若狭高校定時制には、70年以上の歴史があり、これまで1900名以上の先輩方が定時制で学ばれ地域社会のリーダーとして活躍しておられます。先輩方のように、皆さんの高校生活も素晴らしいものとなるよう願って、3つの話をしたいと思います。    

 1つ目は「常に感謝の気持ちを持つ」ことです。今日の日を迎えられたのは、皆さんの努力の賜であることは言うまでもありませんが、温かく見守ってくれるご家族や友人、これまで支援してくれた先生方など多くの方の支えや励ましがあったことも忘れないでいてほしいと思います。そうした方への感謝の気持ちを持って新たな一歩を踏み出してください。  

 2つ目は、「当たり前のことを心を込めてする」ということです。挨拶や授業など普段の生活を大切にしていきましょう。「挨拶は自分から、できれば大きな声で」、「時間や締切を守れるように」、「一つひとつの授業を大切に」。一見当たり前のことのようですが、それを続けるには心の持ち方が大切になってきます。 「心を込めて」、友人や先輩、先生方に接し、授業や生徒会活動に取り組んでください。その積み重ねが皆さんを成長させ、高校生活を有意義なものにしていきます。

 3つ目は、「あきらめない心を持つ」ということです。先日、白血病で2年間闘病生活を送ってきた競泳の池江璃花子選手が、日本選手権で4種目を制覇し東京オリンピック代表に選ばれました。実践復帰から7カ月余りという限られた時間で日本代表に返り咲いたその姿に誰もが心を打たれました。  
 池江選手はレース後のインタビューで、「すごくつらくて、しんどくても、努力は必ず報われるんだなと思います」と話しています。皆さんもこれからの人生で失敗や挫折を経験すると思いますが、あきらめず、自分の可能性を信じて、努力を重ねてください。努力は必ず報われます。私たち教職員も皆さんの高校生活を全力で支援します。  

 入学生の皆さん、一人ひとりの高校生活が、楽しく有意義なものになることを心から祈念して、式辞といたします。   
                
  令和3年4月19日              
福井県立若狭高等学校長 中森 一郎