ブリリアントコンサート ―小浜市市制施行70周年記念事業−


皆さんこんにちは。今回は9月26日(日)に開催されました小浜市市制施行70周年記念事業・ブリリアントコンサートに本校の野坂卓史先生と宮本颯斗先生が出演されましたので、その紹介をしたいと思います。

お二人は第1部のフレッシュコンサートでチャイコフスキーの組曲「くるみ割り人形」より「第1曲 小序曲」・「第2曲 行進曲」・「第7曲 葦笛の踊り」・「第8曲 花のワルツ」の4曲を演奏されました。野坂先生のピアノと宮本先生のフルートが見事に調和した素晴らしい演奏に時間が経つのも忘れて聴き入り豊かなひとときを過ごすことができました。

これまでもお二人は昼休みなどに校内で演奏会を開くなどして芸術の素晴らしさを生徒たちに伝えてくれています。多忙な校務と両立しながら限られた時間の中でこのように素敵な演奏をされた二人を称えたいと思います。

演奏を聴き終えた後、30年以上も前に先輩の先生からかつて若狭高校が「若狭大学」と呼ばれていたという話を聞いたことを思い出しました。当時の若狭地域には大学がなかったため若狭高校が地域の最高学府、「知」の拠点であったことからこのように呼ばれ、若狭高校の自由で開かれた校風と先生方の専門性の高さにより地域の学問・文化・芸術・スポーツの発展に寄与していたという話でした。

現在の若狭高校も今回の二人の演奏をはじめ吹奏楽部や書道部、美術部が地域のさまざまな事業や活動に積極的に参画し、地域の皆様とともに文化・芸術の発展のお手伝いをさせていただいています。探究的な学びも含め、若狭地域の新たな「知」の拠点としてこれからも地域の発展に寄与できればとあらためて思った次第です。

この機会に、吹奏楽部が毎年開催してる定期演奏会(3月)での挨拶の一部も紹介したいと思います。
2020年 第55回(新型コロナ感染症により中止)  
ドイツの作曲家で音楽の父とも呼ばれるバッハは音楽について次のように述べています。

「音楽だけが世界語であり、翻訳される必要がない。そこにおいては魂が魂に働きかける。」  


また、ポーランドの作曲家・ピアニストであるショパンは演奏家に対して次のようなメッセージを贈っています。

「今、演奏している自分の音楽を聴きなさい。自分を信じて演奏しなさい。聴かれていることを忘れずに。自分がこういう音楽にしたいという理想にしたがい、あなたの心で聴かなければなりません。あなたが伝えること、それがいいのです。」
 

本日の演奏会では、吹奏楽部員一人ひとりが自分の音楽を聴き、理想にしたがい、自分を信じて演奏することでしょう。そして、その魂が聴衆の皆様の魂に働きかけることと思います。演奏者と聴衆の魂が共鳴し会場がひとつになる素晴らしいひとときとなりますよう心から祈念いたします。


2021年 第56回  
「街角ピアノ」というテレビ番組があります。世界各国の駅や空港に誰でも自由に弾くことができるピアノを設置して、さまざまな国のさまざまな年代の人々に自由にピアノを演奏してもらい、通りがかった人々が足を止めてその演奏に耳を傾けるという番組です。世界各国の人々が、自分にとって大切な曲を自分自身の人生と重ね合わせて思いを込めてピアノを弾く様子を見ていると、ピアノとともにある人生の豊かさや素晴らしさを感じずにはいられません。通りがかった人々がふと足を止めて演奏に聴き入る様子なども含めて音楽の素晴らしさをあらためて感じる番組です。

小浜の街にもそんな場所があるといいなと思っていたのですが、本日の演奏会がまさにそうした場所であることに気がつきました。  
吹奏楽部員一人ひとりが心を込めて演奏する楽曲が皆さんの心に届き、会場全体が豊かで幸せなひとときとなりますよう心から祈念いたします。