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海洋プラスチックごみを使った塗箸の商品化
海洋プラスチックごみを使った塗箸の商品化
海洋科学科3年の松岡瑠理香さん、時田優空さん、2年の藤原空来さん、小堂莉奈さんのグループの「海洋プラスチックごみを使った若狭塗箸の商品化」の取組みが高校生新聞ONLINEに掲載されました。
美しかった海に大量のプラごみ…海辺の高校生が危機感「多くの人が関心もって」|高校生新聞オンライン|高校生活と進路選択を応援するお役立ちメディア (koukouseishinbun.jp)
オンラインで取材を受けました
探究活動について
今年で3年目になるこの取り組みについてご紹介します。
1年目
岩田佑太さん、藤田咲希さん、堂下漱志さん、中井琳大さんの4人が始めたプロジェクト。海洋プラスチックの問題と地元の伝統産業である若狭塗箸をミックスさせて何かできないか?という思いからスタートしました。
最初は、プラスチックごみを溶かして箸を作るというアイデアでしたが、地元箸メーカーの「マツ勘」さんから「それは難しい」という意見をいただき、若狭塗箸の装飾にプラスチックの破片を使うことになりました。
1年目は海で拾ってきたプラスチックごみをミキサーで細かくし、除菌。試作品を作ってもらうところまで研究を進めました。
2年目
先輩の研究を引き継いだ松岡瑠理香さん、時田優空さん。
マツ勘さんとの商品開発とともに地元の小学校の「出前授業」も行いました。小学生と一緒に海岸でプラスチックごみを拾い、流れ着くごみを一緒に観察して美しい海を守ることの大切さを伝えました。
3年目
藤原空来さん、小堂莉奈さんをメンバーに加えた3年目。7月に海洋プラスチックごみを使った若狭塗箸「ocean」が製品化し販売開始になりました。完成までに約2年の歳月をかけ、使うプラスチックごみの色合いや種類についても箸の加工に最も適しているものを探しました。試行錯誤しながら完成した若狭塗箸です。
元々、若狭塗には卵の殻や貝殻、松葉なと自然物で模様をつけ、その後漆を何度も塗り重ねてから研ぐことで模様部分を浮き出させる「研ぎ出し」という技法があります。小浜の海底の様子をデザインしたのが起源とされています。今回の「ocean」は若狭湾の春夏秋冬をした4色展開で、やわらかな色合いが特徴です。
商品開発だけでなくパッケージデザインを考えたり、対面販売を行ったり、たくさんの人にこの箸を通して海洋ごみの問題に関心を持ってもらえるように活動しています。
地元企業の協力
商品開発では地元の老舗箸メーカー「マツ勘」さんにお世話になりました。
マツ勘代表取締役の松本啓典さんは本校のOB。いつも若狭高校の活動に理解とご協力をいただいています。
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メディア掲載情報
たくさんの人に活動を知ってもらい、海洋プラスチックの問題に関心を持ってもらうことがこの探究活動の目的の一つです。取り上げていただきありがとうございます。
若狭塗りを次の世代に 創業100年の老舗の若主人の戦略とは?【福井】(福井テレビ) – Yahoo!ニュース 2022.9.21
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