1年生 文理探究科 基礎科学A 探究実験
1年生 文理探究科対象科目 基礎科学Aの「探究実験」は、 ミニ課題研究を行っています。
研究課題を設定する際には、
「過去、上級生が行った研究テーマをさらに深められるものはないかな?」
「地域の自然や事象、生活に眼を向けるといいよ!」
「上記の内容に興味を引くものがなければ、自分自身で新たなものを見つけよう!!!」
と、いうアドバイスを行いながら、主体的な研究テーマ設定を促しています。
【平成27年度の研究の一例】
「江戸時代の小氷期(飢饉のころ)、若狭地方は?
春、校外実習を兼ねて、大学の研究者が集まる堆積物サンプリングに参加させていただきました。そのとき採取した三方湖の湖底堆積物を試料に用います。私たちは湖底の堆積物中に含まれる花粉の種類や量を分析することで、当時の気候を復元できることを知り、歴史の授業で学んだ江戸時代の3大飢饉のころの若狭地域の気候の復元にチャレンジします。サンプルを整理しながら、「この辺が1200年やって!」、「ここ天保の飢饉!」とワイワイ楽しくやっています。花粉の種類を同定できるようになるまでが大変そうですが、結果がでるのが楽しみです。
平成27年4月25日(土)
三方湖サンプリング調査 福井県若狭町(三方湖) (福井県里山里海湖研究所との連携)
文理探究科1年生16名が参加しました。
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立命館大学の中川教授がこられていてご指導いただきました。 -
サンプルです。湖底から1m分、これだけで1000年分程度 -
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サンプルを処理し、堆積物に含まれる花粉だけにしてプレパラート作成です。 ここまでに丸1日かかりました。 -
さて大変なのはこれからです!
研究成果は、2月の校内発表会にてご報告します!!!