数学科の取り組み

【取り組み① 「教材観・指導観の共有」】  
毎週の教科会議において「今日の問題」という取り組みを行っている。これは毎週担当者を一人決めて、その教員が授業での取り組みや教科で検討したい教材を発表するというものである。教員間で情報交換することにより、教材観や指導観を共有し、授業改善に活かしていくことを目的としている。2008年4月に開始し、現在9年目となる取り組みである。個々の教材観や指導観を知ることができるため、教員としてのスキルアップが期待される。

a 教材の工夫 1年文理探究科
数学Ⅰにおける「三角比」の導入。
単位円周上の点の座標としてsinθ, cosθを定義した。2年次に学ぶ「三角関数」を見据え、sinθ, cosθを関数と認識できることをねらいとした。
三角方程式を解く際に、解が複数あることを、スムーズに理解できるようになった。


b スタイルの工夫
多くのクラスで演習の際にペアワークやグループワークを取り入れている。難易度の高い問題でも、自ら考えようとする力がついた。また生徒の発言が次の時間の教材として生かされるようになった。


c ツールの工夫 2年国際探究科
iPadを利用した三角関数のグラフの学習。三角関数の周期性や対称性、平行移動について視覚的に学んだ。これによって周期関数としてイメージできるようになった。またノートに書く時間が削減され、考察に時間をかけることができるようになった。


【取り組み② 授業研究会】
 
年2回の公開授業とそれに連動する授業研究会を開催している。平成27,28年度においては、授業を参観する観点として「一人一人が深く学ぶための授業作り~深い思考へと誘う問いとは~」と設定し他校からの助言者や参観者と意見交換を行った。授業研究会では5~6人程のグループに分かれ、参観した授業からどのようなことを自分の授業に取り入れていけるかという観点で、付箋と模造紙を用いたKJ法により、ディスカッションをしている。日頃から教材に対して話し合う時間を教科会議で設けていることもあり、各グループの議論は非常に活発である。また、最後にグループで出た意見を全体に共有する時間を設けているため、同じ教材でも異なる視点による議論を知ることができ、より教材観が深まる。このスタイルの授業研究会は現在3年目であり、今年度、マラウィ、ナイジェリアの教育研究者にご参加いただきました。
◀学習指導案(PDF)