社会研究


【平成28年度の取り組み】
今年度は、フィールドワークの舞台を田烏に限定せず、小浜市に拡大しました。@昨年度に引き続き「たがらす我袖倶楽部」の取り組みについて、A田烏で原子力発電所建設に反対したのはなぜか、Bカフェ経営をしながら小浜市の活性化に取り組んでいる「グリーンカフェ」の活動について、という3つのテーマに分かれて聞き取り調査を行いました。また、7月には、この調査結果を「OECDイノベーションスクールネットワーク」事業の一環で、シンガポールの生徒に発表し、意見交換を実施しました。
 
社会研究は、@フィールドワークを行うことでしか学べない、深い学びを促す、A単に調べ学習で終わってしまうことのないように、「地域の問題を自分の問題として捉えているか」「自分の行動に何か変化が現れたか」という2点を重視しています。  

これら2点については、生徒の振り返りやレポートの記述を紹介します。「実際に住んでいる人の話から得られるものは、資料から知ることのできる知識とは異なるものだと感じた。過疎の話をインタビューで聞いたが、資料でそのことを知ったときよりもリアリティーがあった。実際に人から見聞きして調べることは思っていた以上に大事で意味のあるものだと感じた。」「発言される一つ一つから田烏に対する熱い気持ちが感じられ、地元のために活動されているということが伝わってきた。また。自分の地元に誇りを持って、地元のために活動できることがうらやましく思った。このフィールドワークを機に、自分の地元の良いところを見つめ直し、積極的に貢献することで愛着を深め、誇りを持てるようになりたい。」この2つの記述に現れているように、社会研究は、地域と共に生きる「市民」を育成する一助になっていると考えています。


【平成27年度の取り組み】

昨年度は、田烏で地域おこしをしている方々のお話を聞くことをメインの活動に設定し、「たがらす我袖倶楽部」でなれずし作りや棚田キャンドルナイトなどのイベントを実施している方か、かるたや和歌を通して地域おこしを考えている永源寺の住職のお話しを聞いて、「地域おこし」について考えました。また、これらの研究について、今年度、京都大学E-FORUM主催の教育研究セミナーで、成果発表を行いました。全国から集まった探究的学習に取り組んでいる学校の教員はもちろん、文部科学省の方や大学教員など、多くの聴衆の前で研究成果を発表し、高評価をいただきました。
 


【平成26年度の取り組み】

本科目は、地域が抱える課題への興味・関心を高め、課題解決に向けて積極的に取り組む「市民」としての態度を育成することを目標にしています。そのために、事前学習で若狭地域の歴史や地理について学び、先輩達が行ったフィールドワークの内容を振り返り、その後、小浜市にある田烏という漁村でフィールドワークを実施しています。  
歴史・食・棚田・漁師という4つのテーマに分かれ、地域の住民の方に聞き取り調査を実施しました。  
これら4つのテーマは、田烏という集落の歴史・文化に欠かせない海と密接に関わっており、それぞれのテーマについて、本やインターネットを調べただけでは分からない、貴重な学びを経験しました。