探究論文

【1年生 文理探究科 基礎科学A 探究論文】

1年生 文理探究科対象科目 基礎科学Aの「探究論文」は、 普通科対象科目 基礎科学Bの「基礎研究」と同じく、 以下の目標を掲げています。
 
  ①探究学習に関する知識・技能を習得する
  (ブレーンストーミング・KJ法・構想マップ・メデイアリテラシー等)
  ②伝え合う力を身につける
  (ペアトーク・スピーチ・プレゼンテーション・ポスターセッション等)
  ③協働して学び合う態度を身につける
  (クラス内でのペア活動・グループ活動、クラスを超えてのテーマ別活動)

通年で週2時間を割り当て、前期(4 月から9 月前半)と後期(9 月後半から3 月)に分けて、 テーマ学習に取り組んでいます。普通科よりも週1時間多いことを利用して、 より、深く探究すると共に、ポスター発表を課すことで、質疑・応答できる力を特に培うことをねらいとしています。
 


【平成27年度前期の取り組み】
27年度前期の共通テーマは普通科同様、「高浜原子力発電所を再稼働すべきか」。 地域の課題の一つであるエネルギー問題を取り上げ、様々な探究手法を使いながら協働して探究した後に 個人で2000字程度の論文にまとめていきます。
出席番号で賛成か反対かの立場を決定し、今まで読んだ新聞記事などの情報をもとに作成しました。 論文を書き終えた後は、論文の要点をまとめた一枚のポスターを作成し、発表会を行います。 特に優秀な発表を行った生徒は、7月の環境エネルギー学会や10月の福井県立大学小浜キャンパスでの研究発表会にて、 2年生の先輩たちの課題研究の発表に混じって、発表しました。
特に環境エネルギー学会では、新聞記者や地元の方々、県外の高校生など、 様々な立場の人たちの前で発表することになるので、緊張しながらも、多くのアドバイスをもらう貴重な経験となっています。


【平成27年度後期の取り組み】
後期は、「地域」「科学技術と倫理」「海洋」の3つのテーマに分かれて論文作成を目指していきます。
昨年度は「科学技術と社会問題」というテーマだけで、後期の論文作成をしたのですが、 あまりにも広範囲な分野にまたがってしまい、指導する教員側も書く生徒側も混乱があった反省から、今年度は、少しテーマを絞って書いていくことにしました。
この3つのテーマを選んだ理由として、地域なら生物多様性や地域活性化、科学技術と倫理なら生命倫理、 海洋なら、領土領海問題や漁業制限、海底資源など、文系理系どちらの立場からでもアプローチが可能なテーマであることが挙げられます。
テーマ選択後は、研究者の論文や著者を輪読したり、グループ毎にディスカッションと発表を行ったりと、様々な方法で論文作成のためのヒントを集めていきました。 実際に生徒が書こうとしている論文の例としては、「なぜ都市部への人口流出が止まらないのか」「なぜドーピングをしてはいけないのか」「なぜ日本人は魚を食べなくなったのか」などがあり、こちらの期待通り多くの論文が文系理系どちらの研究も取り入れた論文となるのではないでしょうか。
3学期に入ると、いよいよ論文の構成と作成に入っていきます。