令和3年度 若狭高校 入学式祝辞

4月19日に行われた入学式にあたり、松葉洋記PTA会長より祝辞をいただきましたので紹介いたします。

 満開だった桜は、早くも新芽が芽吹き、新しい命の始まりもまた感じられる季節となりました。この良き日に若狭高校の入学式が挙行されますこと心からお喜び申し上げます。
 私は只今ご紹介いただきましたPTA会長の松葉洋記と申します。PTAを代表いたしまして一言お祝いの言葉を述べさせていただきます。
 まずは全日制248名の新入生の皆様、若狭高校へのご入学おめでとうございます。皆さんの緊張感と希望に満ちた強いまなざしに頼もしさ、力強さを感じています。  

 若狭高校では「異質のものに対する理解と寛容の精神を養い、教養豊かな社会人の育成を目指す」の教育目標を掲げ、スーパーサイエンスハイスクールSSHの指定校として科学技術の人材の育成や、地域の豊かな資源を活用した「探求」の授業を通じて、地域から世界に、また宇宙にも及ぶ課題解決に取り組んでいます。  
 サイエンスとは一般的には「科学」を意味する単語ですが、語源のラテン語では「よく知る」という意味になるそうです。文系理系などの枠にとらわれず、科学分野はもちろん、また現代社会を、そしてこの若狭という地域を「知る」活動も好奇心をもって、深く掘り下げていただきたいと思います。
 
 また地域一円から通学してくる、仲間が増えます。仲間のことをよく「知る」ことも多様な価値観に触れるための大切な機会となります。時には意見の衝突もあるでしょう。自らも主張し、相手の考え方を知り、チームで 議論や対話を重ね、よりよい方向性を見出していくことも、異質のものに対する理解と寛容の精神を養うことにつながります。
 
 現代社会が抱える諸問題は正解のない時代と評されていますが、問題意識をどこに持ち、どういうアプローチから解決を見出すか、「正解」を求めるだけではなく、納得できる結果である「納得解」や、共感できる道筋ともいえる「共感解」を導き出すことも求められます。学校とは学習はもちろんですが、部活動、ボランティア活動、生徒会活動など様々な活動を通じ、多くの仲間との切磋琢磨が、何気ない会話が、互いを理解し、互いを高めて、よりよい未来が創り出されるだと思います。その過程はほかでもない「自分自身は何者か」も「知る」ことにもつながるのだと考えます。

 これから始まる高校生活ですが、長い人生の基礎となる大事な三年間です。時間は短く、待ってはくれません。濃密で熱量の高い時間を、この学び舎で、この地域で、存分に楽しんでほしいと願います 最後に中森校長先生はじめ教職員の皆様、彼らのそれぞれの未来の花が、 しっかりと開花しますように、厳しくもまた温かいご指導を よろしくお願いいたします。  
 甚だ簡単ではございますがお祝いの言葉とかえさせていただきます。        
                
  令和3年4月19日              
福井県立若狭高等学校PTA会長 松葉洋記