物理

理科における探究的授業の試み 物理

専門科目「物理」において, 科学のもっとも基本的な法則を学ぶ授業として, 学習者が受け身であった従来型の授業を改善し, 学習者が主体的に学ぶアクティブラーニング型の授業を実施しています。  
具体的には, 生徒がこれまで生活の中で獲得してきた物理概念から, ある現象について学習者は予想し, 学習者同士が互いに議論し, 実験を通して結果を確認する。といった単純なものです。  
この手法はこれまでの自然科学が発展してきた流れそのものであり、最も自然な形で自然科学に向き合えるものと考えられます。

授業の流れ

授業で扱う問題は, これまで物理の教科の上で当たり前に扱われてきた定量的な問い(数値を求める問い)ではなく,定性的な問い(大きい・小さいか等の数値を問わない問い)を出題している。  
ある1つの物理現象について法則性が見えるまで問題を繰り返します。  

一般的な授業の流れについては下の図に示すとおりです。 

※定性的な問題の例

定性的な問題の例として下に示すような定性的な問題を出題しています。【問題1】【問題2】

授業の様子(問題の予想分布)

 

〈参考文献〉

福井県立若狭高等学校 教諭 野坂卓史「物理の定性的な実験を取り入れたアクティブラーニング型授業」(数研出版, 2016)

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