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校長室より #2 前期始業式式辞

 

令和6年度前期始業式 式辞

おはようございます。校長の橋本有司です。昨年に引き続きよろしくお願いします。

いよいよ本日から新しい1年が始まります。それぞれが新たな学年となり入学式を終えた1年生を迎え、本校127年目がスタートしました。1年生は期待と不安を胸に、思い描いた高校生活のスタートです。2年生は1年生の時以上に教科、科目の幅も広がり、選択科目も多くなります。3年生は様々な学習を通して、卒業後の自分の姿を具体化していくことが求められます。同時に、学校行事や生徒会活動、部活動などにおいても、皆さん一人一人がそれぞれの役割を担っていくことになります。当然のことながら、学年が上がることで、担うべき役割も変化していきます。

新たな1年の始まりに際し、しっかりとした目標を持ち、今やるべきことに確実に取り組んでください。そして自分の役割をしっかりと認識し、目標に向けて充実した1年になることを期待しています。

 

さてここで皆さんに考えてほしいことを話します。

ここに、全く正反対の行動をとる2人がいるとします。1人は「自分の大学入試の内申書の評価を上げるため」に、日々ボランティアなど、良いことを行っているAさん。もう1人は心から「良いことをしたい」と思っているのに、評価のために頑張っていると友達に思われたくなくてボランティアできないBさん。あなたはどちらに近いですか。

このAさんとBさんですが、高校3年間、Aさんは多くのボランティアに参加しました。でもBさんは一歩も踏み出すことができず、ついに1回もボランティアに参加しませんでした。さてあなたはどちらを選びますか。

質問の言葉を少し変えましょう。どちらの行動が、より価値があると思いますか。

 

皆さんも予想がついたのではないかと思います。人は行動の積み重ねでこそ評価されていくものだと、私は思います。心は簡単に磨けるものではなく、自分の心さえも簡単にわかるものではありません。内申書のためだとしてもAさんの心も徐々に動いていったかもしれず、Aさん自身でさえ本当のところはわからないのではないかと思います。それに、こうしたボランティア活動を3年間で終わらせずに、Aさんは一生続けていくかもしれません。もしそうなったとしたら、高校生活で培ったAさんの行動の価値は意味あるものだったといえるでしょう。だから、良いと思うことを行動に移せる事はとても素敵なことなのです。

 

令和6年度、勉強、探究活動、学校行事、生徒会活動、部活動、ボランティアなど、何でも構いません。自分から積極的に行動を起こし、新たな一歩を踏み出してください。そのことを通して、充実した価値ある1年となることを心より願っています。

以上で前期始業式にあたっての式辞といたします。

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