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理数探究科希望者探究サマーセミナー 立命館大学サマースクール

理数探究科希望者探究サマーセミナー 立命館大学サマースクール

日 時

8月3日(木)9:00~15:00

場 所

福井県年縞博物館 および 若狭三方縄文博物館

講 師

立命館大学古気候学研究センター センター長 中川毅 教授
立命館大学古気候学研究センター 副センター長 北場育子 准教授
福井県年縞博物館 北川淳子 学芸員
若狭三方縄文博物館 小島秀彰 学芸員

「探究科学Ⅰ」夏季特別講座として「探究サマーセミナー」を開催しました。この講座では、1年文理探究科の生徒が、 理系希望・文系希望の生徒に分かれて、1日特別講座を受けました。

理数探究科希望の生徒対象の講座は、世界の標準時計となった水月湖の年縞に関する講義・実習や福井県年縞博物館・若狭三方縄文博物館の見学といった内容で、後期にスタートする課題研究に向け、地域資源・研究について学びました。今年度も「年縞」研究について研究の第一人者である中川教授よりお話を聴きました。

水月湖年縞(福井県若狭町)に関する講義 (縄文博物館講座室)

「年縞」研究の第一人者である立命館大学中川毅教授より年縞に関する講義をお聴きしました。水月湖の「年縞」研究のあゆみについての、その苦悩も含めたとても面白い講義で生徒全員聞き入っていました。

 

年縞博物館観覧と研究者による解説

2グループに分かれ展示棟・研究棟にて、中川教授・北場准教授・北川学芸員より、花粉模型、年縞のステンドグラス、特別展に関する解説をお聴きしました。どの講師の方も熱意をもって熱心に語ってくださいました。

縄文博物館観覧と学芸員による解説

縄文博物館の展示物について、小島学芸員より解説をお聴きしました。「年縞」との関連について、縄文土器がいつ作られたかというのは土器についたおこげの炭素を放射性炭素年代測定で測るというお話もしていただきました。

実習(年縞の縞数え)

水月湖では1年に0.7ミリずつ湖底に堆積物が堆積し、年縞を作っています。実際に写真に撮られた年縞が何年分なのか数える実習を通して、研究のデータを集積する作業を体験しました。思った以上に集中力が必要で根気のいる作業で、年縞の先行研究者たちの大変さや苦悩が分かる良い経験になりました。最後、生徒からの最新の年縞はどうやって採取したのかという質問に対して、実際に使った機具を用いて説明してくださいました。

一日を通して、年縞研究の第一人者の方々からお話を伺い、実習できる素晴らしい機会となりました。中川先生、年稿博物館の先生方ありがとうございました!

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