京都大学複合原子力科学研究所訪問研修

日 時
令和5年12月27日(水)~28日(木)
会 場
京都大学複合原子力科学研究所
参加者
理数探究科 1,2年生徒 13名
目 的
世界最先端の研究を行っている研究室を訪問し、基礎実験を体験することを通して、科学的好奇心を育み、研究活動への興味・関心を高める。さらに研修内容をまとめ、発表する活動を通して、科学的な思考力、理解力を高め、わかりやすく伝える技術を身につける。
研修内容
エネルギーに関する講義
物質、生命に関する実験・実習
加速器、放射線、医療に関する実験・実習
アクチニド、核医薬に関する実験・実習
12月27日(水) | 12月28日(木) | |
9:00 | 研究所着 | グループ別実習
およびまとめ |
10:00 | 全体開講式
および全体講義 |
|
11:00 | ||
12:00 | 昼食 | 昼食 |
13:00 | グループ別実習および
研究用原子炉見学 |
成果発表
および閉講式 |
14:00 | ||
15:00 | 研究所 出発 | |
16:00 | ||
17:00 |
昨年度から始まった京都大学複合原子力科学研究所における研修です。普通は入ることができない研究用原子炉の見学や、それを用いた最先端の研究の研修および実習を行うことができ、とても充実した2日間でした!
エネルギーに関する講義
日本のエネルギー問題について、原子力の現状と課題を中心に教えていただきました。
地元福井の原発に関するお話もあり、みんな真剣に聞き入っていました。また積極的に質問する生徒も多かったです!
物質、生命に関する実験・実習
たんぱく質にX線を照射して、散乱の程度から種類を特定するという実験を行いました。
肉眼では到底見えないたんぱく質の形状や大きさを調べるために、顕微鏡ではなく、光(電磁波)が物質に当たると散乱する性質を使うという事実にとても驚いていました!
加速器、放射線、医療に関する実験・実習
放射線の仕組みと検出および透過性について、実験と研修をしました。
実験によって、放射線によるがん治療の最先端である中性子捕捉療法(BNCT)の仕組みについて詳しく学ぶことができました。放射線治療の重要性について考えるとても良い機会になりました。
アクチニド、核医薬に関する実験・実習
RI(放射性同位元素)の同定や錯体について、実験と研修をしました。
参加した1年生4人はまだ本格的に高校化学を習っていないということで、予備知識として原子について一通り予習してから参加しました。難しい内容ながらも一生懸命取り組んでいました!
成果発表
3つの研究室に分かれて実施した研修成果を全体で共有しました。
共有後は活発な質疑応答が行われ、とても有意義な時間となりました。
成果発表後は生徒一人ひとり今回の研修を通しての感想を述べました。大学における研究を肌で感じることができ、とても実りある研修になりました。
お世話になった京都大学の先生方本当にありがとうございました。
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