後期後半開始式

新年あけましておめでとうございます。
皆さんは年末年始の休みを、どのように過ごしたでしょうか。昨年と比較すると穏やかに過ごせたのではないかと思います。
今年は巳年です。巳年の巳(み)は蛇ですが、脱皮する蛇のイメージから「復活と再生」を意味するともいわれています。また、昨年の龍が空想上の生き物だったことに対して、実在する蛇は「実」を表すといわれています。ネズミの天敵なので「穀物神」でもあり、長生きや富など「実」にまつわる言い伝えも多いようです。
巳年の「巳」を「実」にかけて「実を結ぶ」にもつながると言われています。
新しい年を迎えて、今年は学力アップに向け努力しようとか不得意科目の克服をしようとか、部活動で結果を出すとか決意を新たにしていることでしょう。令和7年は、これまでの努力や準備が実を結びはじめ、勢いを増していく年、しっかりと足元を固め、幸運に導かれる年になることを願っています。
ところで、昨年の後期前半終了式の時に、昨年度の漢字の話をしました。昨年度は「金」という漢字でした。
そこで、ある会社が今年の目標と考えている漢字一字をアンケート調査したところ1位となったのは「楽」だったそうです。その理由として、戦争や紛争などの世界情勢に対する不安感、物価上昇などからくる生活苦、猛暑日が続いた異常気象など、数年来続く様々な面での苦しいことや辛いニュースを踏まえて今年こそは楽しい世の中になってほしい、楽しい日々を送りたいと未来への期待や希望が挙げられているそうです。
そこで、私なりに各学年をイメージする漢字を考えてみました。
まず、1年生は「究」です。若狭高校に入学して以降、多くのことを学んできていると思います。今年も教科の学習や探究、部活動など友達や先輩方の素晴らしいところ学んでそれを自分なりに咀嚼し、吸収しながら得意なことを究めることを目指して欲しいと思います。
2年生は「躍」です。4月からは3年生に進級することを踏まえ、自分の進路を決め、それに向かって準備をし、目標に向かって躍進する年にしてもらいたいと思っています。
3年生は、「拓」です。今月には、いよいよ大学入学共通テストが始まります。まずはその壁を乗り越え、高校生活で学んだことをもとに自分の新たな世界を切り拓いてほしいと思っています。
以上、私なりの漢字をあげてみましたが、個人それぞれでも考えてもらえたらと思います。
今日からまた新たなスタートです。今年も努力する皆さんを応援しています。
校長 橋本有司
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