卒業生の活躍 #1

世界初!“ししとう”の辛み成分変動の謎を遺伝子発現制御の観点から解明!!
本校理数探究科を平成27年3月(2015年)に卒業された 近藤文哉さん。本校卒業後、信州大学農学部に入学。博士課程まで進まれ、2022年に「トウガラシなのに辛味がない“ししとう”の辛味喪失メカニズム」を解明し、その論文が2022年3月、園芸学会の学術雑誌「The Horticulture Journal」の令和3年度年間優秀論文賞に選出されました!
この論文では野菜用のトウガラシである“ししとう”を分子遺伝学的に解析し、トウガラシ果実の単為結果(無種子化)が辛味の変動を引き起こすことを世界で初めて示したとのことです。
さらに、遺伝学の国際誌「Molecular Genetics and Genomics」にて公開・受理されてその研究の成果は世界レベルで認められています。
近藤さんは現在、イタリアのモリーゼ大学にて客員研究員として研究に取り組んでおり、「全てが新鮮で刺激的です。皆さんとても親切で楽しく海外生活を送っております!短い期間ですが、たくさん吸収したいと思います。」とのことです。
若狭高校から世界レベルで活躍する研究者が誕生されています!今後も紹介していきます。
関連リンク
植物遺伝育種学研究室 博士課程1年の近藤文哉さんの論文が園芸学会の学術雑誌「The Horticulture Journal」令和3年度年間優秀論文賞に選出|信州大学農学部(shinshu-u.ac.jp)2022.5.10
https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/news/2022/05/-1the-horticulture-journal3-parthenocarpy-induced.php
トウガラシなのに辛味がない”ししとう”の辛味喪失メカニズムを解明!植物遺伝育種学研究室 博士課程2年の近藤文哉さん(日本学術振興会特別研究員(DC2))の”ししとう”に関する新たな論文が学術際誌「Molecular Genetics and Genomics」にて受理・公開されました|信州大学農学部(shinshu-u.ac.jp)2022.12.22
https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/news/2022/12/-2dc2molecular-genetics-and-genomics.php
知ってる? 辛いシシトウの見分け方 信州大院生が450個かじって解明|信濃毎日新聞デジタル(shinmai.co.jp)2022.12.31
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022123100025
シシトウの辛み、調整できるかも 二つの「遺伝子座」が抑制に影響 信州大チーム|朝日新聞デジタル(asahi.com)2023.3.16
https://www.asahi.com/articles/DA3S15583175.html
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