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校長室より #5 後期始業式式辞

校長室より #5 前期始業式式辞

みなさん、おはようございます。校長の橋本です。
本日から後期が始まります。短い秋休みでしたが、皆さんにとって有意義な期間となりましたか。今日は皆さんに、学校に存在する隠れたメッセージをお伝えします。

まずは、この写真を見てください。

どこにあるか分かりますか。これは順造門を入って正面にある石碑です。では、何と書いであるか分かりますか。これは「無間断」(むげんだん〈むかんだん〉)と書いてあります。この文字は、初代校長の中野定雄先生が書かれたものです。「無間断」(むげんだん、〈むかんだん〉)とは、「絶え間なく」という意味です。絶え間なく常に学問をし続けることが大切である、ということです。

続いて2つ目は、この額縁です。何と書いであるか分かりますか。これは「万物備乎我」(万物我に備わる)と書いてあります。孟子の描いた書物から引用されたものだと思われます。
驚くべきは、この文字の最後に、第29代内閣総理大臣を務められた犬養毅首相の名前が記されているいうことです。犬養毅首相は岡山県に生まれ、明治から昭和時代の政党政治家で、護憲運動を起こし、国民主導の政治を実現した内閣総理大臣です。 陸海軍・青年将校による五・一五(ごいちご)事件で銃により悲劇の死を遂げました。犬養首相は青年将校たちに対して「話せばわかる」という言葉を残したといわれます。「万物備乎我」(万物我に備わる)とは、「生まれながら人は、自分の中に計り知れない能力が備わっている。これを自覚し学びながら日々努力すれば、その輝く力が必ず引き出される」という意味です。
若狭高校の生徒諸君に向けたメッセージとして背中を押してもらえるような気がします。

創立126年目を迎える本校ですが、校内にこのようなメッセージがあることを紹介しました。

後期は、どの学年にとっても大変重要な半年となります。一日一日を大切に過ごしてください。後期も皆さんの目標に向かってひたむきに挑戦する姿を見ることを大変楽しみにしています。
以上、後期始業式の式辞といたします。

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