校長室より　#7　後期後半開始式

皆さん、明けましておめでとうございます。先日、新しい年を迎えましたが、その１月１日、午後４時５２分に石川県能登半島地震が起きました。まずは被害を受けられた皆様にお見舞いを申し上げ、一日でも早く平穏な生活が戻られますことを心より祈りたいと思います。
冬休み明け、また年頭にあたり、私から話をさせていただきます。

今年はいよいよ３月に北陸新幹線の敦賀延伸開業もあり、全国的に福井が注目される年になります。注目されるこの機会は、挑戦なのかもしれません。しかし、挑戦する過程では想定外の新たな課題も生まれます。その時に身構えて守りに入るのではなく、環境の変化に対して前向きに思考を変え、日々の活動をそれに合わせていくのです。こうすることで皆さんに「変化」が生まれるのです。経営学者のピーター･ドラッカーは「変化はチャンス。まず何よりも変化を機会と捉えなければならない。」と話されています。皆さんには、刻々と変わる情勢を柔軟に捉え、「異質のものに対する理解と寛容の精神」を活かして行動し、若狭高校を次のステージへと「変化」させてほしいと思います。

さて、年末に行われた探究フォーラムの中でうれしい出来事がありました。東京大学教授、鈴木寛先生の講演において、「若狭高校は日本でも指折りの探究の先進校です。いつも注目しています。」というお話をいただきました。これまで取り組んだ探究学習をはじめ、日々の授業や部活動のことを新聞やテレビ、インスタグラムなどで知った多くの方が皆さんのことを応援してくださっています。今年は、さらに皆さんのウェルビーイングを高め、自分の生き方をよりよいものにできるように取り組んでもらえたらと思っています。
いよいよ「若狭高校新時代の幕開け」です。新しい時代にふさわしいスタートの年になるよう共に頑張りましょう。

３年生は今週末の共通テストに向けて、まずは体調を整えて万全の体制で迎えるよう調整してください。これまでの努力の成果が出ることを祈っています。
それでは締めくくりの後期後半が、皆さんにとって充実したものになるよう期待しています。

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