1. HOME
  2. ブログ
  3. 校長室より #9 後期終業式式辞

校長室より #9 後期終業式式辞

後期終業式式辞

おはようございます。

今日は令和5年度の最後の登校日になります。先週、うれしい知らせがありました。本校が第3期スーパーサイエンスハイスクールとして、来年度令和6年度から10年度までの5年間の指定が決まりました。このことは、これまでの皆さんの取組と今後の方向性が評価された結果でもあります。実際、本校が推進する探究学習は、今年度も各種コンテストにおいて多くの方から高い評価をうけました。来年度からはデータサイエンスの手法を探究に活用し仮説検証に活用するなどの取組が期待されます。

また、今日までに今年卒業した3年生の大部分の進路先が決定しました。おとといから国公立大学中期後期合格者の発表があり、私のところにも合格した3年生が報告に来てくれました。最後まで粘り強く取り組んだ生徒が多く、進学、就職においても、その成果が実を結びました。昨日のタイムリーレクチャーにおいてアドバイスをしてくれた3年生からも目標に向けて努力することの大切さを感じました。「夢はみるもの、目標は達成するもの」という言葉がありますが、皆さんの将来の夢にむけ具体的な目標の達成のために、これからの学校生活を大切にして欲しいと思います。

さて、今年度8月には新しい学校寮、「若竹寮」が完成しました。名前の通り、若い竹は1日で1メートルも伸びてしまうこともあるほど、ほかの木や草と比べて成長が早いのが特徴です。

では最後に「竹」について話をします。

竹は横から強い力を加えても、どうして折れないのか。皆さん、少し考えてみてください。台風の日に強い横風が吹いて、弓のように曲がり、大きくしなりますが、簡単に折れることはありません。竹の強度は節目によるものです。今度どこかで竹を見つけたときにじっくり見てください。よく見てみると節目は一定間隔ではありません。節目は根元ほど間隔が狭く、そこから上に行くほど広くなり、さらに先の方になるとまた狭くなっています。節目が一定間隔だと強くなりすぎて、しなやかさを失うのです。しなやかさと強さを併せ持つためには、このような節目が必要なのです。竹のように強く、しなやかであるために、高校生活の節目となる終業式の日をどうか大切にしてください。そして、春休みを有意義に過ごして、新年度を迎えて欲しいと思います。

以上で、令和5年度終業式の式辞といたします。

Follow me!

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

PAGE TOP