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理数探究科希望者探究サマーセミナー 立命館大学サマースクール

日時:7月30日(火)9:00~15:00

場所:福井県年縞博物館 および 若狭三方縄文博物館

講師:立命館大学古気候学研究センター  センター長 中川毅 教授

立命館大学古気候学研究センター  副センター長 北場育子 准教授

福井県年縞博物館  北川淳子 学芸員

若狭三方縄文博物館  近藤学芸員

 

「探究科学Ⅰ」夏季特別講座として「探究サマーセミナー」を開催しました。7月30日は、1年文理探究科の理数探究科希望の生徒が 、福井県年縞博物館・若狭三方縄文博物館で1日特別講座を受けました。世界の標準時計となった水月湖の年縞に関する講義と実習や福井県年縞博物館・若狭三方縄文博物館の見学を行いました。

 

<水月湖の年縞に関する講義>

「年縞」研究の第一人者である立命館大学中川毅教授より年縞に関する講義をお聴きしました。水月湖の「年縞」研究のあゆみについての、その苦悩も含めたとても面白い講義で全員が聞き入っていました。

 

<年縞博物館観覧と研究者による解説>

2グループに分かれ展示棟・研究棟にて、中川教授・北場准教授・北川学芸員より、年縞の剥ぎ取り展示、年縞のステンドグラス、気候変動に関する解説をお聴きしました。見学するだけでは聞けない裏話やそれぞれの展示物についての詳しい解説を聞くことができ、改めて博物館の魅力を知ることができました。

 

<縄文博物館観覧と学芸員による解説>

縄文博物館の展示物について、2グループに分かれてそれぞれ学芸員と解説員の方より説明をお聴きしました。何度か来たことのある生徒もいましたが、解説を聞くことで魅力や貴重さを再認識することができました。

 

<実習(年縞の縞数え)>

水月湖では1年に白黒一層ずつ湖底に堆積物が堆積し、年縞を作っています。実際に写真に撮られた年縞が何年分なのか数える実習を通して、研究のデータを集積する作業を体験しました。集中力と根気のいる作業で、年縞の研究者たちの大変さや苦悩が実感できる良い経験になりました。

一日を通して、専門家の方々からお話を伺い、実習できる素晴らしい機会となりました。講座を実施してくださった先生方、本当にありがとうございました!

 

 

◎生徒の感想より◎

・1番感じたことは大変なことをする時は周りの協力が必要だということです。

・身近なところに世界で重要視されるような年縞が保管・展示されている事を知り、水月湖の凄さを実感した。

・年縞の枚数を数えるのがとても大変だということも分かりました。

・年縞の層の色などからその時に地震、火山の噴火などが起こったことがわかると知って驚きました。

・地道に努力し続けることが成功へと繋がる道であると学びました。

・どんなにコアな分野でもこの先続ける価値があるか分からない分野でも自分の興味に従っていいんだなぁと背中を押されました。

・後先考えて行動できない、しないのではなく、たくさんのことにまずは挑戦し行動することが大切。

・今は当たり前になっていることも誰かの努力で成り立っているんだなと思いました。

・セミナーに参加して考えたことは、博物館って大切なんだなということです。

・理数的な思考を持ちながら様々な視点から物事を考えることをこれからの自分の探究にいかしていきたいと思います。

 

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